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四十肩・五十肩(肩関節周囲炎)

四十肩・五十肩は肩関節周囲炎(shoulder adhesive capsulitis)とも呼ばれ、肩関節の周囲組織が炎症を起こし、肩関節の可動域が制限される状態を指します。特に中高年の人々に多く見られ、主に片側の肩に発症することが多いです。

原因

  • 年齢による身体の変化
    • 組織の硬化と柔軟性の低下: 年齢とともに、筋肉や靭帯、軟部組織の柔軟性が低下し、硬化していく傾向があります。特に肩関節周囲の組織が硬くなることで、炎症が発生しやすくなります。
    • 代謝の変化: 加齢に伴い、体内の代謝が低下し、組織の修復や炎症の制御が難しくなることがあります。これが四十肩の症状を悪化させる要因の一つと考えられます。

主な症状

  • 肩の痛み: 初期には軽度の痛みから始まり、徐々に激しい痛みへと進行します。特に夜間や肩を動かしたときに痛みが増すことがあります
  • 運動制限: 肩関節の可動域が制限され、特に外旋(肩を外に回す動作)や上昇(肩を上に上げる動作)が困難になります。
  • 筋肉の萎縮: 長期間にわたる運動制限により、肩周囲の筋肉が萎縮してしまうことがあります。
  • 夜間の痛み: 特に寝返りを打つ際や寝ている間に痛みを感じることが多いです。

治療

  • 保存療法:

    • 非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs): 痛みや炎症の軽減に使用されます。
    • 温熱療法: 痛みの緩和や筋肉のリラクゼーションを促進するために使用されます。
  •  注射療法:
    • 痛みが強い場合や保存療法が効果的でない場合には、関節内注射が行われることがあります。注射療法には以下の効果があります。
      • 炎症の軽減: 関節腔内に抗炎症薬やステロイドを注入することで、肩関節周囲の炎症を和らげます。
      • 痛みの軽減: 痛みの原因となる炎症部位に直接薬剤を送り込むことで、痛みの緩和を図ります。
      • 可動域の改善: 炎症が引き起こす関節の硬直や可動域の制限を緩和し、肩の動きを改善する効果が期待されます。

四十肩・五十肩は中高年に多い肩関節周囲炎で、肩関節の炎症と硬化により肩の可動域が制限されます。痛みや運動制限が主な症状であり、早期の診断と適切な治療が症状の緩和や回復につながります。

 

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