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骨粗鬆症について

骨粗鬆症(Osteoporosis)は、骨密度の低下や骨組織の変性により、骨が脆くなる状態を指します。この病気は、主に老年期によく見られますが、若年性骨粗鬆症もあります。

骨は常に再生と吸収のプロセスを経て生まれ変わっていますが、骨粗鬆症では骨の吸収が再生を上回ります。これにより、骨の質が低下し、骨折のリスクが増加します。特に脊椎や股関節、腕の骨などが影響を受けやすいです。

骨粗鬆症の主なリスク要因には、年齢、女性であること、遺伝的要因、過度のアルコール摂取、喫煙、不適切な栄養、運動不足などが挙げられます。

骨粗鬆症の予防と治療には、カルシウムやビタミンDの摂取増加、バランスの取れた食事、適切な運動、禁煙、適度なアルコール摂取、骨密度検査の定期的な受診などが含まれます。また、医師の指示に従って骨粗鬆症の治療薬を使用することもあります。

 

骨粗鬆症の重要性

公共衛生上の問題:骨粗鬆症は、世界中で2億人以上の人々に影響を与えているといわれています。特に高齢者に多いです。
経済的負担:骨折の治療には高額な医療費がかかり、長期的な介護が必要になる場合もあります。
生活の質への影響:骨折による痛みや機能障害、活動制限は生活の質を大きく損ないます。
死亡率の増加:大腿骨近位部骨折などの重度の骨折は、特に高齢者において死亡率の増加と関連しています。

 

骨粗鬆症の原因

加齢:加齢に伴い骨密度が自然に低下します。特に女性は閉経後に急激な骨密度の減少が見られます。
エストロゲンの減少:エストロゲンは骨の維持に重要な役割を果たします。閉経後の女性はエストロゲンの減少により骨密度が低下します。
遺伝的要因:骨密度や骨折のリスクは遺伝的な要素によっても影響を受けます。家族に骨粗鬆症の既往がある場合、リスクが高くなります。
栄養不足
カルシウム:骨の主要な構成成分であり、不足すると骨密度が低下します。
ビタミンD:カルシウムの吸収を助け、骨の健康を維持するために必要です。
ライフスタイル
運動不足:特にウェイトベアリングエクササイズ(体重を支える運動)が不足すると、骨密度が低下します。
喫煙:骨の健康に悪影響を与えることが知られています。
過度の飲酒:骨密度を低下させる要因となります。

 

骨粗鬆症の症状

初期症状:骨粗鬆症は「沈黙の病」とも呼ばれ、初期段階では自覚症状がほとんどありません
骨折のリスク増加:軽度の外傷や日常の動作で骨折が起こりやすくなります。特に脊椎、大腿骨近位部、手首などが影響を受けやすいです。
身長の低下:脊椎の圧迫骨折により身長が縮むことがあります。
姿勢の変化:圧迫骨折により背中が曲がることがあります(円背)。
慢性的な痛み:圧迫骨折による背中や腰の痛みが持続することがあります。

 

骨粗鬆症の予防

カルシウムの摂取:成人は1日1000~1200mgのカルシウムが推奨されます。乳製品、葉野菜、魚介類などから摂取できます。
ビタミンDの摂取:成人は1日800~1000IUのビタミンDが推奨されます。日光浴やサプリメント、魚類から摂取できます。


定期的な運動

ウェイトベアリングエクササイズ:ウォーキング、ランニング、ダンスなどが骨密度を維持・向上させます。
筋力トレーニング:筋肉を強化することで骨の健康をサポートします。


禁煙:喫煙は骨密度の低下に寄与するため、禁煙が推奨されます。
飲酒の制限:過度の飲酒は骨密度に悪影響を及ぼすため、適度な飲酒を心掛けましょう。


定期検査

骨密度測定:特に50歳以上の女性や骨折リスクの高い人は、定期的に骨密度測定を受けることが推奨されます
医師の相談:骨粗鬆症のリスクがある場合は、医師と相談して適切な予防策や治療法を決定しましょう。

 

まとめ

早期予防と治療の重要性:骨粗鬆症は早期に予防し、適切な治療を行うことで骨折のリスクを大幅に減少させることができます。
ライフスタイルの見直し:日常生活における適切な栄養管理、運動、禁煙、飲酒の制限などが骨粗鬆症予防に有効です。
定期的な検査と医師との連携:骨の健康状態を把握し、必要に応じて医師の指導のもと治療を受けることが重要です。

 

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