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- 小児整形外科
小児整形外科は、子供の骨、筋肉、関節の疾患や障害を専門的に治療する医療分野です。成長過程にある子供たちは、大人とは異なる特有の整形外科的な問題を抱えることがあり、早期診断と適切な治療が重要です。
主な治療対象
成長痛
成長痛は、学童期の子供たちに見られる一時的な痛みです。主に夜間や活動後に痛みが現れ、関節や筋肉の成長過程によるものと考えられています。適切な診断と休息、マッサージなどで対処が可能です。
成長痛について詳しくはこちら →側弯症
側弯症は、脊柱が左右に曲がる異常な状態です。原因は特発性(不明)が多く、成長期に進行しやすいため、定期的な検査と早期発見が重要です。重度の場合は装具療法や手術が検討されることもあります。
※土曜日は側弯症の診察は行っておりませんのでご注意ください。
四肢の成長異常
X脚やO脚など、子供の成長過程に伴う自然な現象として現れることが多いです。しかし、症状が強い場合や歩行に支障をきたす場合は、専門医の診察と経過観察が必要です。
スポーツ障害
運動をする子供たちに起こりやすいスポーツ障害は、適切な対処が重要です。負傷した部位を無理に使い続けると、成長に悪影響を与えることもあります。
捻挫
スポーツ時に関節をひねることで発生し、靭帯の損傷を伴います。冷却や固定、安静による早期の治療が大切です。
骨折
子供の骨折は成長板に影響する可能性があり、適切な治療が必要です。軽い骨折でも油断せず、医師の診断を受けることが推奨されます。
突き指
突き指は、ボールや硬いものに指先が衝突して生じる障害です。軽いものは冷却と安静で治癒しますが、腱や靭帯に損傷がある場合は適切な医療介入が必要です。
脱臼
脱臼は、関節が正常な位置から外れる状態です。小児期の脱臼は柔軟性が高い分、発見が遅れることがあります。迅速な整復と固定が重要です。
感染症
骨髄炎
細菌感染により骨髄に炎症が起こる病気で、発熱や痛み、腫れが特徴です。迅速な診断と抗菌薬による治療が必要です。
関節炎
関節の炎症を指し、症状には腫れや痛みがあります。治療には抗炎症薬や免疫抑制剤、物理療法などが含まれます。
その他の疾患
先天性股関節脱臼
出生時または幼少期に診断される股関節の脱臼で、早期の診断と装具による治療が効果的です。放置すると歩行障害の原因になる可能性があります。
骨端症
骨端軟骨に異常が生じる疾患で、痛みを伴う場合もあります。経過観察と必要な治療が求められます。